清水信博
2018年10月25日
昔こんな話を聞いた。
「ところで、貴方はいったい何件の成功企業を育てたのか?」と。
この話を聞いたときに私も大きな衝撃を受けた。
いろいろな勉強をして、インストラクションもやり、コンサルティングまがいのこともやってはきた。
しかしながら本当に大事なのは、関わった人達の「成功」である。
その成功数を答えよと言われたときに、すぐに頭に浮かぶ企業は数社もなかった。
TOCも同じで、理論を話せば立て板に水という学者風な人もいる。
ただ楽しく、新しい理論ということで飛びつく人もいる。
そこで商売をする人間も当然でてくる。
だが私は、「何社成功に導いたのか?」というその声がいまも消えることはない。
指導者こそが「明確な実績を大事に」したい。
本当に良くなった会社は、利益倍増、社員(家族)満足度向上、顧客満足度向上、外注仕入先派遣社員の満足度向上などなど、いろいろあるとは思う。
だが、それらを「実現したのか」と問われたときに、「はい、どこどこで彼らは成功しました」とすぐに返答できる指導者になりたい。
数十年前に、その話を聞いたときに思ったのが、「成果は相手に、名誉は自分の胸に刻む」という言葉だった。