清水信博
2019年2月20日
F4(戦略費)は、
かけたほうがいい
無駄にかけないほうがいい
という相反する考え方がある。
ゲームではチップをやたら並べることで儲かるかもしれないし、一方一枚も並べずに儲ける方法もある。
どちらが正しいのかというと、どちらともいえない。
では、現実ではどうなのだろう。
結論からいえば、自社のF4生産性の基準値を求め、それを記録して傾向値を探っていくことが、正しい自社のF4になる。
このきっかけは、ラッカープランを研究する中で、研究開発費の扱いをどのようにすべきかという文章を見つけたところからはじまる。F4(戦略費)は、企業の成長段階に応じてかけていく経営計画が必要であると書いてあった。
企業の成長計画とは付加価値のカーブ。
付加価値が大きくなればF4はそれに応じてかければよいし、小さくなれば減らしていけば良いということになる。
時に、付加価値が小さくてもF4をかけるときはある。
しかしそれは付加価値が少し遅れて大きくなるという明確な算段がある時のこと。(時間差)
それを何の算段もなくF4をかけるというのは無謀な経営。
未来は不確実であり、わからなくとも、
なぜかけるのか、どこにかけるのか、いくらかけるのか。
こういった計算、考える態度は必要になります。
やはり、ここでも MQ>F の考えを底辺におくのが正しい。