清水信博

2022年3月6日

大器晩成型と早期熟成型

若い頃凄いと言われた人は早期熟成型。若い頃は大したことがないけれども年輪を重ねるに従って頭角を表すのが大器晩成型。
 

私はどちらがいいかというよりも、これはエネルギー量の問題かもしれないと思っている。
 
早期熟成型は若い頃エネルギーの大半を消費して活躍。
 
大器晩成型は省エネで過ごして、晩年エネルギーを消費して活躍ということかもしれない。
 

エネルギー量も「in-out-残」でいうと、使用するだけだと、どのタイプであっても残量は減ってくる。だから年齢とともに、新たなエネルギー補充が必要になる。そうしないとエンストを起こすからだ。
 

ところが補充するにもエネルギーの質でその後が変わる。
 
良質のエネルギー補充なのか、燃焼効率の悪いものや悪化を招くものかの違いはある。
 
善知識悪知識の補充から、家族や組織といった人間関係においても、生まれたときの満タンのエネルギーを消費し続けて一生を終えるわけにはいかなくなった。
 

それが百年寿命社会かもしれない。百年という長距離運転をするには、途中何箇所ものガソリンスタンドに寄るが必要があるからだ。