清水信博

2020年3月18日

百戦百勝は敗北

MGやっていれば分かります。
 
全市場で入札に勝とうとすれば価格は低下し、逆に企業規模は肥大化していきます。
 
 
 
それは成長ではなく、肥大化という名の弱体化に過ぎません。
 
そのまま何年か過ぎれば市場から退散することになります。
 
 
 
市場を決めるということは、ほとんどの市場を捨てるということです。
 
MGでいえば、ほとんど負けるということです。
 
野球のイチローですら3割で、4割は奇跡です。
 
半分以上はアウトということです。
 
そして負けるのは「ここぞ、という場面で必ず勝つため」です。

こここそが譲れない場面。
 
 
 
■百戦百勝は善の善なる者にあらず
 
孫子の兵法の有名な言葉です。
 

 
■城山三郎の小説「百戦百勝 働き一両・考え五両」 (角川文庫)
 
でも百戦百勝について書かれています。
 

 
全てにおいて・・・
 
というのは、幻であり、衰退の始まりです。