• 清水信博

季節変動について考える

季節変動といえば、有名なものは「ニッパチ」で、2月と8月は暇になるといわれた。

だが、私は季節変動を次のように捉えている。

それは、「ボトルネックというリソース(資源)が、フル活用される期間と、半分以下しか活用されない期間が顕著に現れること」と。

このように考えれば、季節変動とは、ある月、ある季節に限ったこととはいえなくなる。


ところが、このリソースの負荷量には、二つのものがある。

一つはマーケットの動き、流行、気温などの、企業側で制御できない外部要因によって負荷量が左右されるケースであり、もう一つは、人為的な理由による負荷量の増減がある。

例えば期末だからといって注文を増やすとか、月末集中型や学生症候群、売上至上主義で安く大量の注文を好むなど、企業内部の考え方や行動によってリソースに過剰な負荷がかかってしまうというケースがある。

このケースの特徴としては、過剰に負荷がかかった後は、ウソのように負荷が消えるということもある。月末にあんなに仕事があったのに、月初には全く仕事が無かったりする。

人為的なものは、これをよく見極め、負荷量を分散するなどの手立てを打つことにより、変動の大きな波をすこしは小さいものへと変えることができる。

季節変動という言葉は、全く文学的であり、リソース云々と捉えることではじめて科学的問題解決と言えるのではないかと思うのです。

24回の閲覧

最新記事

すべて表示

額に汗して

バブル時代は働かなくとも株が稼いでくれた。そしてはじけた瞬間に誰もが額に汗して働くことの重要性を訴えた。やがてしばらくすると架空通貨が現れて、働かなくともAIが稼いでくれるというものが出た。こうして時代を眺めると、額に汗して儲けるときと、何もせずに懐に金がはいってくるときとが交互に訪れている。 世界大恐慌に恐れて、高度成長にうかれてというのも同じこと。 時代や環境がどうであれ、やはり儲けるためには

集団について

■第一集団「優れた嗅覚」 何でもそうだが、はじめて世の中に出た時に、最も嗅覚の優れたものが飛びつく。 彼らはこれで会計も経営も理解できると大喜びした。 ところが嗅覚が鋭いために、しばらくすると、別のものに飛びついていく。 これが第一集団の特長であって、探すという行為はすぐれているが、理解という点については深く学ぶ前に目移りする傾向がある。 私は先生のご自宅に伺って書斎で懇談をした時のことをよく覚え

生産性の正しい把握

生産性とは、OUTPUT÷INPUTで、どれだけの投入(in)で、どれくらいの産出(out)を得たかということである。 例えば、付加価値100を得るにあたり、4名で成し遂げたとすれば、100÷4名=25(これを労働生産性という)になる。 <間違った用語の使用> まず、付加価値は企業が生みだした真の価値であるが、分母の投入もまた「価値」なのである。一人当たりという人間(という価値)が、どのくらいの付