• 清水信博

粗すぎても、細かすぎても

よく精査せず粗っぽい感覚で物事を判断する人間は、必ず精神的なものへと向かう。神聖なもの、人間というところで落ち着く。  

一方、細かすぎる人間は理科系に多い。業務フローを描かせると回路図のようなものを延々と描いて満足するタイプ。これは刻々と変化している現実の一瞬の断面図を描いているに過ぎない。  

粗すぎても、細かすぎても、うまくはいかない。 私はTOCを企業に伝える中で、うまく展開してくれた人達をみるといくつかの共通点があることに気づいた。  

それは、「大胆な発想」と「こだわらない気性」だった。  

業務フロー図を描くときは細部にこだわらず、骨組みを重視した。それはボトルネックを発見するという大目的が出発点だったからだ。そこからみれば細部の問題は枝葉でしかない。 木でいえば、根幹を見つけることが最重要課題だと知っていた。  

そして、話し合う場では、それにもこだわらず自由な意見をもとにまとめていった。 過去の慣習も、業界の常識などにもこだわらず、組織をよりよく変えていこうという信念があった。  

そして実行力があった。  

失敗した例は、会社の命令だからと何となく参加し良い話を聞いて終わるというパターンが多い。 また業務フロー図を細かく描いて満足して何もしないという例もある。研修の場では分かったようであるが、何も行動を起こさないということもある。もちろん反発もある。   

こういう会社は何をやっても変わらないどころか、世の中は常に変化しているので遅れていくだけの衰退企業となる。  

私はこういう会社を助けることはない。 私がその会社の社員ならば助けるが、やるやらないは当人の問題であって、私が助けたとしても依存心を植え付けることでしかない。自力更生をすることでその会社は一人前になっていく。  

教育とはそのものの将来まで考慮して関わっていかなければならない。過保護では育たない。突き放すだけでも育たない。

5回の閲覧

最新記事

すべて表示

経営を知る

いち社員が経営を身につけようとするとき 未知の体験を何度も何度もこなし 多くの時間を費やさなければならない とするならば 彼は嵐の暗黒の海に向かって船出する 気分になるだろう。 たとえそれが事実であるとしても 少し波は荒いが それは晴れた大海原への旅路である と思ってほしい。   そしてこの地上の ありとあらゆるものが すでに見つけ出されてしまったという 一抹の寂しさを抱く必要はない。 私達の眼

労働分配率と企業分配率

人件費÷付加価値(F1/MQ)=労働分配率 この労働分配率は誰もが知っている有名な率である。 労働分配率は別名、社員分配率ともいう。 一方、 (人件費以外の固定費+経常利益)÷付加価値= (F2+F3+F4+F5+G)/MQ これが企業分配率であることを知っている人は少ない。 【事例研究】 F1=40 , F2=30 , F3=10 , F4=10 , F5=10 G=40 MQ=F1+F2+F3

給料の○倍稼ぐ

私は生涯現役という言葉を、「給料の3倍稼ぐ」と置き換えています。頂いた報酬の3倍は付加価値を生み出していくと言い換えてもいいでしょう。 大きな組織になると間接人員や管理者が増えて、アナグマ社長もそうですが、稼ぐことを忘れて給料だけもらうという人が増えます。その結果、企業の生産性は大きく低下し、常に人が足りないといっては、さらなる悪化に拍車をかけたりします。 当社のようなマイクロ企業の場合には全てが

★​旧SP研のHPはこちらから。

株式会社ソフトパワー研究所

〒950-0921

新潟県新潟市中央区京王1-20-5

TEL:025-287-0535

FAX:025-287-1214

Copyright © 株式会社 ソフトパワー研究所 All Rights Reserved.