その答えはTOC研修でやる「有名な製造問題」にあります。
投入 ①→②→③→(4)→⑤→⑥ 販売
最重要であるボトルネック工程④のMQ/Hを考えた時に、
それに対応するF/Hより大きな仕事を投入すれば黒字になるし、
それ以下のものを投入すれば、どうやっても赤字になる。
これが 製造業における MQ>F の正しい考え方である。
全てはボトルネックで決まる。
TOC研修の資料をもっている人は再度見直すと良い。
そして真の答えは、
ボトルネック工程で考えてはいけない。
そもそも MQ/H < F/H の仕事は受注しない(投入しない)ことが正解であるということが分かります。
それは、受注した後の、ボトルネック工程の直前で「これを投入し続けたら儲からない」と考えたのでは遅いからです。
儲からない仕事を投入した影響は前工程(①~③でも、「儲からない無駄な仕事をする」ことになります。
ですから、「そもそも投入しない、受注拒否」という意思決定が、やがてはボトルネック工程を有効活用するということになります。
投入制限の前に、受注拒否もあるということを知り、実行することもまた革新的経営に繋がることがあります。
受注拒否については、同業他社を紹介するという方法もあれば、P交渉をしてMQアップを図るなどの改善方法もあります。
大事なことは、「何でも受注するから、投入せざるをえない。だからボトルネック工程を有効に活かせなくなる=儲からない」という図式になることを正しく認識することです。