• 清水信博

余裕を持つ


製造業などで、午後3時には一日の仕事がほぼ終了している状況にしましょう、と言うと「そんなのは理想だ」とよく言われます。 余裕時間を持てというと、「今ですら時間内目一杯働いて利益が出ないのに、余裕時間など無駄だ・・」と言われる方も多いのです。 MGをやっている方でも、そう言う人は多いのです。 では。 損益分岐点比率を、BランクいえAランクにしたいというと、皆さんは「ぜひ、そうしたい!」と言うでしょう。 その損益分岐点比率Bランクとは、100%から引いた残りの約10%~20%は経営安全率であり、経営余裕率です。 つまり、TOCのBufferとは、経営安全率と同じであって、製造業でいえば稼働率を2割ほど落としてもやっていける会社をつくろうという事に他なりません。 MGや決算分析ではBランクの良い会社を目指すのに、仕事量では満杯のブラック企業並から離陸できない。 ここに最大の問題点が潜んでいます。

会社や工場、仕事の負荷量、プロジェクト管理なども、すべてうまく運営したいのであれば、「余裕をもつ」いえ、「余裕は悪ではなく、必要箇所に必要時間は善である」という考え方に脳を変えていかなければ、Bランクの会社とはいえません。 MGはMG、TOCはTOCと分断思考におちいると、事の本質を見抜けなくなります。 全ては繋がっているので、MGでBランクを目指すのであれば、実企業でもBランク、仕事の量もBランクを目指すということが「整合性がある」ということに他なりません。


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