と書くと、
「なに?!」と、驚くか、頭にくるかのいずれかだろう。
普段は100人の1歩で良い。
みんな仲良く、ニコニコ改善活動で儲けるのが正しい。
だが、TOC理論を2001年に知って、MGのMQ会計と組み合わせて決算書を作り、オリジナルの5番のゲーム(S-DBR理論)を創るのは、100人の1歩ではない。
強烈な革命的な創造は、1人の100歩からしか産まれない。
これは私が経験したからいうのだが。
TOC研修のオリジナルを作ったのは、わずか1ヶ月だった。
何度もサイコロを振って、決算書のモデルをエクセルで作成。
シミュレーションを繰り返した。
娘は、当時理由もわからず何度もサイコロを振ってくれた。
全部原価計算を入れたり、バランスシートで全部原価計算と直接原価計算の比較をしたりというのは、この後に組み込んだが、基本となるものは一人で開発した。
もし、数人で開発をしていたら、きっと大したキレの良いものはできなかっただろう。そこそこ面白い程度のものだったと思う。
骨格となる部分が出来上がってしまえば、後は時間をかけて多くの人に体験してもらって、アレコレ文句を言ってもらって改良して行けば良い。
ここからが100人の1歩になっていくのである。
これが研究開発者魂である。
というと大げさだろうか。