• 清水信博

どうしたらGが出るか


答えは MQ>F なのだが。 ようは固定費(F)が多すぎるから利益(G)が出ないのである。 答えは簡単なのだが、あまりにもいろいろ勉強し過ぎると、アレもコレもと答えを求めることになる。 赤字続きの会社は、出直しをしろと言われているので、固定費(F)を身の丈に合った額に見直す。そして、MQとFがつり合ってきたと思ったら、今度はMQを上げる方に力を注ぐ。 もちろんこれから新しく会社を起こそうというのであれば、いきなり多額の投資をすることもある。 だが長年低迷をしている会社は、その方向では利益(G)は出ないことが証明されたのであるから出直しの戦略転換が「世の中のほうから求められている」のである。そのお客様の要望を無視するから状況は好転しないのである。 儲かっている蕎麦屋と、儲かっていない蕎麦屋に例えるならば。 儲かっていない蕎麦屋が経営の効率化を狙って自動券売機を買うのは間違っている。そんな投資はお金をドブに捨てるようなものだ。まずは美味い蕎麦を提供することである。 一方、儲かっている蕎麦屋が自動券売機を導入するのは良い投資である。 儲かっていない蕎麦屋がマーケティングの勉強会に参加しても、蕎麦が不味ければ参加費は無駄になる。まずは本業を磨くことであり店を綺麗にすることが最初である。 現在の自社の状況により、MQ>F にする優先順位というものは決まる。 不味い蕎麦屋は、味を良くするのが優先順位の1番であるのは、お客である外部の人間なら「すぐに分かる」。ところが内部で働いている経営陣には、なかなか見えない。 いや、経営陣は「見たくない」から視界から消え続けているのかもしれない。 と、これは私の三十年前の体験。 そして、固定費(F)を身の丈にする覚悟は大変なものなので、利益が出るようになったら、「すみやかに」MQアップに力を注ぐほうがいい。いつまでも固定費(F)ダウンをやり続けると本当のブラック企業になってしまう。


13回の閲覧

最新記事

すべて表示

赤字事業、赤字製品

赤字事業、赤字製品は、それが何であれ「見切りをつける」ことが大事である。 よく見受けるのは、創業者が作ったものとか、この会社の存在意義、理念的なものという背景で、赤字事業や赤字製品を続けていることがある。 この対処には、つぎの三つの方法がある。 まず最初に赤字かどうかの判定は直接原価法でなければならない。間違っても人件費や経費などを上乗せしたコストは使ってはならない。 また事業の採算についても本社

収入・コスト・利益

長年の経営分析によると、収入(PQ)、コスト(VQ+F)、利益(G)の年間の傾向値は、ほぼ比例関係を保っている。 つまり、収入が伸びれば、コストはその9割という具合に伸びてきた。 だから利益(G)はいつも収入の1割程度とされてきた。 よく言われる売上高経常利益率が10%あればというのがこれである。 だが、この比例関係を崩さなければ、企業は大きく飛躍することができない。 収入(PQ)の伸びと

プロジェクトは捨てるに限る

プロジェクトにも賞味期限があります。 あれは生鮮食品みたいなものですから。 いつまでも成果が出ないプロジェクトを延々と続けるのは、人も資金も時間も浪費しているだけです。 中小零細企業などでは数ヶ月やって成果が見えないプロジェクトは「筋が悪い」のだからやめるのがいい。 TOCもそうです。成果が出ない企業はTOC導入をあきらめたほうがいいです。 そもそも合っていないのですから。 たかが

★​旧SP研のHPはこちらから。

株式会社ソフトパワー研究所

〒950-0921

新潟県新潟市中央区京王1-20-5

TEL:025-287-0535

FAX:025-287-1214

Copyright © 株式会社 ソフトパワー研究所 All Rights Reserved.