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  • 執筆者の写真清水信博

粗く観る、繊細に考える


100に対する1は1%です。

大した影響を及ぼさない1%です。

1000万の1%は10万円。

1億の1%は100万円。

1%に右往左往する課長や部長はもっと粗く考える習慣をもったほうがいいです。

経営者は1%などどうでもいいと考えています。

ですが、10%以上の話なら、「なに!」と心を動かします。

それが経営者と幹部社員の違いです。

一方、少額であるからといって、月額たかが1万円のリースに過ぎないといったときには、経営者はすぐに「1万円×12ヶ月×10年=120万円」と計算します。

それを「細かい!」と言う幹部社員は失格です。

いわゆる大胆な心と、繊細な考え方という二つの相異なる側面を経営者は経験と共に養います。

幹部社員はその相異なる感覚が理解できません。

ですから「うちの社長は・・・」と文句を言います。

大胆なだけのリーダーは大失敗します。

細かすぎるリーダーは部下がついてきません。

ですから「大胆でありながら、繊細である」というのが、本当のリーダー像なのです。

それは、貴方がその立場に立てば分かります。


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