世の中はすべて「単純労働分配率」を使った、間違った付加価値を計算しています。
コンサルタントも会計事務所も学者もです。
この根本的な間違いが横行している原因は、そもそも約80年前に日本に輸入されたラッカープランを誤って解釈した会計士という専門家が、よく勉強もせず安易な解釈で日本中に広めてしまったからです。
業界平均、同業平均、産業平均などの単純労働分配率には全く根拠はありません。
科学的な証明もできないのです。 それでも単純労働分配率は、それこそ全部原価計算よりも正しいと信じられ、すべての計画の基となっています。
これでは将来経営破たん、もしくは労働争議が起こることは間違いないといって良いでしょう。 正しい付加価値と人件費の関係は自社の歴史の中にしかなく、しかも付加価値の何十パーセントといった単純比率ではありません。 その正しい配分方程式を、現代に蘇らせ、コンピュータとMQ会計を駆使したラッカープランについて私は二十年がかりで作ってきました。
その集大成ともいえるシミュレーション等が今日完成しました。 今日は記念すべき日となりました。
2018年11月9日
ソフトパワー研究所 所長 清水信博