清水信博2019年8月17日アレンジアレンジし過ぎて本質を見失うことは良くある。 基本を継続していると、ふと「つまらなくなる」時がある。 そこで工夫とばかりにアレンジつまり我流を加えていくと、ちょうど塩味だったものに醤油という調味料を加えると、また食が進むようなものになる。 ...
清水信博2019年6月3日全企業が抱えている矛盾人を大事にしたい経営であるにもかかわらず、 経営計画は経常利益(G)からという。 この矛盾に気づいている人は極めて少ない。 私は経営計画策定が間違いだと言っているのではない。 この矛盾に気づかずにやってきたことによる違和感があるから言うのである。 例えば、...
清水信博2019年4月26日全体最適化とは全体最適化とは、 「全体に貢献する事柄は何かと問いかけ明確化すること」を示し、 部分最適化とは「個々が取り組む重要課題」と捉えることができる。 ある部門があったとして。 その企業全体が求めるものは「利益の倍増」だとする。 そうなると個々の部門においては例えば、...
清水信博2019年4月3日継続継続すると、 途中で必ずといっていいほど「休みたい」 と思うことがある。 そういう時は、 「休めばいい」というのが私の持論。 継続することを長期的に考えれば、 疲れたから休んでまた再開するのと、 休むなと強制され嫌になって止めてしまうのと、 どちらが得か。...
清水信博2019年3月4日計画値だけではダメ。■会社の業績が悪くなった時にこそリーダーの本当の能力が分かる。 業績が良い時は誰でも顔つきは良くなるし、言葉も前向きになる。金払いも良くなるだろうし、寛容にもなる。 ところがリーダーの能力は業績が下降線になってきた時に現れてくるものだ。...
清水信博2019年2月20日F4生産性F4(戦略費)は、 かけたほうがいい 無駄にかけないほうがいい という相反する考え方がある。 ゲームではチップをやたら並べることで儲かるかもしれないし、一方一枚も並べずに儲ける方法もある。 どちらが正しいのかというと、どちらともいえない。 ...
清水信博2019年2月6日人件費の流動化、変動費化人件費の流動化・変動費化が叫ばれていた頃があったが、この考え方はすぐに破綻した。 働く者にとって人件費は生活の糧であり、それが続いてこそ生活の安定もあり、上昇してこそより豊かな生活を営めることになる。経営者はこの社員の生活の安定と向上に寄与することが何よりも大切なことで...
清水信博2019年2月2日仕事を断る仕事を断ることができないリーダーは最悪の事態を招く。 製造業などで、もうこれ以上入らない、満杯であるといったときに、長年のお客様から急ぎの仕事が入った。 この仕事は受けるべきかどうかと判断を迫られる時がある。 答えは「断ればいい」。 ...
清水信博2018年12月19日2018日本の労働生産性今朝のニュースによると、日本の労働生産性(MQ/H)がG7の中で最下位の4733円だとか。 アメリカの2/3程とのことで、アメリカの労働生産性は7171円。 ということは、日本は150%アップの労働生産性でようやくアメリカに追いつくという計算になる。 ...
清水信博2018年12月12日シンプル何もしなくても増えるのだから、シンプルであり続けるということは大変なことです。 TOCもシンプルであると成功するし、システムが乱雑であればうまくいきません。 当社の業務フロー図は、16年前に私が作りましたが、3つの箱しかありません。それは今も変わりません。...
清水信博2018年11月29日高い目標の意味高い目標は誰が考えても、それこそMGでも当たり前のことだと思います。 逆に低い目標と言ったときには、現実社会で受け入れてもらえるかどうかは疑問です。 誰もが当然だと思うことほど、より深く追求して、その理由を知らなければなりません。 ...
清水信博2018年11月11日単純労働分配率は間違い世の中はすべて「単純労働分配率」を使った、間違った付加価値を計算しています。 コンサルタントも会計事務所も学者もです。 この根本的な間違いが横行している原因は、そもそも約80年前に日本に輸入されたラッカープランを誤って解釈した会計士という専門家が、よく勉強もせず安易な解釈で...
清水信博2018年10月30日TOC成功のためのテクニック 2003.1015■モデルケース  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ このところトヨタの本を読んでいて気づいたのですが、TOC導入の際には「モデルケース」で取り組んでみることも良いようです。 N県の印刷会社H社も加藤・桜井両氏が3グループ中、ひとつのグループでTOC導入を図り成功しました。モデルケースで理想形...
清水信博2018年10月25日貴方の実績は昔こんな話を聞いた。 「ところで、貴方はいったい何件の成功企業を育てたのか?」と。 この話を聞いたときに私も大きな衝撃を受けた。 いろいろな勉強をして、インストラクションもやり、コンサルティングまがいのこともやってはきた。 ...
清水信博2018年10月14日本の読み方、知識の活かし方「付加価値経営計画と人件費管理」今坂朔久著(中央経済社) 例題を解いたり、研修会があったので、かなり時間がかかったが読み終えた。 さて、二回目の登頂を目指すか。 たぶん二回目の読破は三分の一ほどの時間になるでしょう。 ...
清水信博2018年10月2日成果、成果配分、報酬昨日からラッカープラン研修をやっていますが、成果や成果配分というと、どうしても給料や賞与を増やすと考えてしまいがちです。 ですが、報酬は何も増加給だけではありません。 例えば8時間働くのに、6時間で終わったら、給料はそのままで帰ってもかまいません。 ...
清水信博2018年9月26日粗利は売上総利益粗利=粗利益であるが、それは付加価値のことである。 そうなると、じつにおかしい事が分かる。 何がおかしい事かというと、企業は利益を追求するだけではないと言う人は、その利益(利益も6種類あるが)、もし粗利という意味であれば、発言が矛盾してくる。 ...
清水信博2018年9月26日粗付加価値と付加価値「粗」と書くとお粗末な感じがするが、通産省の工業統計表の付加価値には現在2種類ある。 1つは「粗付加価値」であり、昭和31年以前は粗付加価値1種類であった。粗付加価値とは付加価値に減価償却費が入っている。 一方、昭和32年以後、粗付加価値から減価償却費を差し引いたものを付加...
清水信博2018年9月21日原価意識の間違い1分あたりの原価、つまり1日あたりの固定費を1日8時間で割り、さらに60分で割る。このようにすると115円/分かかっている固定費を人数分かけた額は相当になる。 だから、できるだけ無駄を省いて、仕事を効率的にしていけば儲かる。 という、この考え方は根本的に間違っている。...
清水信博2018年9月14日人件費生産性(MQ/F1)賃金付加価値生産性ともいうが、現代的な表現をすると人件費生産性であり、もう少しスマートな表現は、F1生産性。 それはいいのだが、ある会社の人件費生産性は2.0であった。 であったというのは、この会社の過去数年間の付加価値(MQ)と人件費(F1)の推移をみると、業績の悪いとき...