• 清水信博

ボトルネックの探し方


製造業やプロジェクト管理などでボトルネックを探そうとすると、案外やっかいな場合があります。

まず工程数が多いことや、通過する工程が異なるとか、物件内容が異なるといった特異性を訴える人が多いようです。

そこで、まず”あえて計測するよりも”、過去データを使って ”目星をつける” ほうが楽です。

30数工程もある場合には、それを単純に6分割にします。

そして製造業であれば、物件ごとの過去データは残っているでしょうから、6分割した最初の”関所”を通過した日付どうしを引き算します。

こうして得たデータは、物件により異なるのですから三ヶ月分くらい計算をして、平均値(AV)を出します。

そうすると、早く通過する時もあるが、遅い時もある(変動性)でしょう。ですが三ヶ月分くらいのデータの平均値を眺めれば、おおよその見当はつきます。

さらに、その6分割の中を適当に分割して同様に三ヶ月分くらいの平均値を出していくと、うっすら見えてくる場合があります。

私が言いたいのは、

30数工程もあるから、どこがボトルネックか探すのが大変だというのであれば、過去データを大胆に分割して、平均値という技を使って、おおよその見当をつけるのが簡単ですよ、ということです。

しかも、すでにコンピュータに入っている過去データを使おうというわけですから、新たに調査しなくても良くなります。

そもそも30数工程も管理することに意味はないのですが、どうしても細かくしたくなるようです。

私は「入り口」と「ボトルネック」の2箇所でいいと思っています。納期管理なども不要だというと「なに!」という担当者が出てくるので仕方なく出口(納期)を入れてあげれば3点管理で終わりとなります。

こうして、すでにあるデータを活用して目星をつけたら、次は現場を見て、みんなで話し合って、着手していく。

二週間くらいやってみて変化がなければ次という具合に進めていくといいでしょう。

ここがボトルネックのはず、という未練はもたないほうがいいです。

という方法があります。


2回の閲覧

最新記事

すべて表示

赤字事業、赤字製品

赤字事業、赤字製品は、それが何であれ「見切りをつける」ことが大事である。 よく見受けるのは、創業者が作ったものとか、この会社の存在意義、理念的なものという背景で、赤字事業や赤字製品を続けていることがある。 この対処には、つぎの三つの方法がある。 まず最初に赤字かどうかの判定は直接原価法でなければならない。間違っても人件費や経費などを上乗せしたコストは使ってはならない。 また事業の採算についても本社

収入・コスト・利益

長年の経営分析によると、収入(PQ)、コスト(VQ+F)、利益(G)の年間の傾向値は、ほぼ比例関係を保っている。 つまり、収入が伸びれば、コストはその9割という具合に伸びてきた。 だから利益(G)はいつも収入の1割程度とされてきた。 よく言われる売上高経常利益率が10%あればというのがこれである。 だが、この比例関係を崩さなければ、企業は大きく飛躍することができない。 収入(PQ)の伸びと

プロジェクトは捨てるに限る

プロジェクトにも賞味期限があります。 あれは生鮮食品みたいなものですから。 いつまでも成果が出ないプロジェクトを延々と続けるのは、人も資金も時間も浪費しているだけです。 中小零細企業などでは数ヶ月やって成果が見えないプロジェクトは「筋が悪い」のだからやめるのがいい。 TOCもそうです。成果が出ない企業はTOC導入をあきらめたほうがいいです。 そもそも合っていないのですから。 たかが

★​旧SP研のHPはこちらから。

株式会社ソフトパワー研究所

〒950-0921

新潟県新潟市中央区京王1-20-5

TEL:025-287-0535

FAX:025-287-1214

Copyright © 株式会社 ソフトパワー研究所 All Rights Reserved.