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経営者の凄さ

清水信博

印刷物を頼んだ担当者と最終打ち合わせをして二週間。

連絡がないので、こちらからメールしたところ出張なので別の営業が届けるとのこと。

届いたものを確認して、印刷会社の社長に御礼の電話をしたら、すぐに御礼の葉書が届いた。

「こちらから御礼をすべきところ、早々にご連絡下さり誠にありがとうございました。~~」

経営者の凄さは、こういった「配慮」や「お客様の心」を感じ取れるところに表れる。

担当者からは何のメールも来ていない。

ただ仕事をこなして納品したから良いだろうということでは二流営業マン。

こうした人間はお客様に嫌われなくても、好かれることもない。

同じ製品であるにも関わらず、良い成績を残す者と、ありきたりの成績で終わる者との「差」は、こういったところにあらわれる。

つまり「最後を綺麗に終えることができるか」、「散らかしたままで終えるのか」の差が、次の取引に影響するということを

知らない者は良い成績を創ることはできない。

私はいつも経営者には厳しい意見を言ってるが、経営者の凄さも言っておきたい。

それは高所から眺めて、様々なことに気遣いをしているのが経営者であるということだ。

社員はとくに幹部社員は、このあたりのことを良く見習い、学んで実践してほしい。


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