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  • 執筆者の写真清水信博

労働者の権利、仕事への意欲


経営の協力者たち より

たとえ最低賃金を受けている労働者といえども、経営者と同じように意見を述べる(人間としての)権利があるということを、絶えず念頭におくべきである。

その労働者が経営者よりも多くの知識をもっている場合は、なおさらである。経営者自身が良く知りもしないことについて、なんらの躊躇もなく意見を述べるのであれば、他人が同じような特権を行使しても、文句は言えないはずである。

経営者は、古ぼけた陳腐な闘争の環境により育てられた権威主義や、ごまかしの温情主義にもとづく労使関係を捨て去らなければならない。また人間は恐怖や報恩の念によってのみ最善を尽くすものであるという誤った考え方を捨て、逆に安心と自尊心と地位の品位を感じた時にのみ、進んで仕事をするものであるという事実を認めなければならない。


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