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  • 執筆者の写真清水信博

手を離す時を間違えない


いつまでも過去の栄光を引きずっていては、つまらない者で終わってしまう。 環境整備の第一は廃棄だそうだが、過去の栄光も捨て去ったら、どんなにか若い人達が育つだろうか。 誰しも年を重ねれば、体力も気力も思考力も衰えてくる。 そこで若者と競っても、たかがしれている。 しかしながら、正しい思想を継承することは、経験と知識を重ねた者にしかできないものがある。 若い人たちを応援する、主役交代の時期はやがて訪れる。 手を離すその時は、間違えないほうがいい。


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