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  • 清水信博

決算書が読めない者は幹部社員ではない


厳しいようだが、決算書が読めないということは、

・経営に関与していないということであり、

・経営者の言うことを理解していないということであり、

・後輩の鏡ではないということである。 もし読めなくても良いという者を許せば、若いこれからの人間も「何も学ばなくても良い」という範を示したことになる。 学ぶ中で、理解が遅くても構わない。 自ら進んで向上しようと努力する者にのみ、幹部社員という「通行手形」は与えられる。


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