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  • 執筆者の写真清水信博

関係性/体系的/整合性


関係性/体系的/整合性などは好きな言葉で、自動的という言葉も好きな言葉のひとつです。 TOC研修を開発した時には、MQ会計とつなげれば、どちらから学習しても行き着く先は同じになると思った。 双方向の学習になり効果は数倍になるだろうと。 今回のラッカープランに関しても、MGやTOCからそう離れてはいない。いやむしろ隣り合わせの関係にあるといっていい。

TOCのゴールドラットはラッカープランを研究したのではないかと思ったりする。

Poogiボーナスの考え方などはラッカー成果分配法則と酷似している。

ゴールドラットも最後は「評価」の問題に言及しているが、

どのような手法であれ参画する全ての人間達が平等に潤うという理念と、

科学的な配分ルールを設けなければ、TOCも資本家に都合がいいだけの理論になってしまう。

そして、私が開発や研究をしている分野は、かなり狭い分野である。

MGで学んだことの周辺をあちこち研究して、いつも触肢を伸ばしては関連づけている。 突拍子もないかけ離れたところの開発というのは行ってこなかった。 それは整合性を持たせる、ということを重んじてきたからだと思う。 新しいものが出たら次々と食い散らかすようでは教育者とはいえない、と思ってきたからかもしれない。

ところが周辺分野の研究といっても、かなり広大な世界であって、たかがとはいえないボリュームがあることを知った。


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