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  • 清水信博

アレンジ


アレンジし過ぎて本質を見失うことは良くある。 基本を継続していると、ふと「つまらなくなる」時がある。 そこで工夫とばかりにアレンジつまり我流を加えていくと、ちょうど塩味だったものに醤油という調味料を加えると、また食が進むようなものになる。 たしかに食は進む(継続)が、大事な何かを置き忘れてしまう。 TOC研修にしても約二十年前に作った時と、いまでもそうは変わってはいない。多少の言葉の修正などは、いまもあるが、大筋では変わってはいない。 それは、二十年前の2000年当時に、いま出ている最新のTOC理論はすべて出来上がっていたからだ。だから現代は当時の後追いをしているといえる。 MGも似ているところがある。 数十年前には背骨となる部分においては、ほぼ完成していた。 当時の書籍や資料を見ると、「当時の人々は、なんと凄いことを考えていたんだろうか!」と驚くことが多い。

【温故知新】おんこちしん 昔の事を調べて、そこから新しい知識や見解を得ること。 ふるきをたずねて新しきを知る。 私がもしアレンジをするとしたならば、温故知新でいくだろう。 アレンジという名の我流の行き先は決して主流ではないからだ。


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