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額に汗して

  • 執筆者の写真: 清水信博
    清水信博
  • 2021年9月10日
  • 読了時間: 2分

バブル時代は働かなくとも株が稼いでくれた。そしてはじけた瞬間に誰もが額に汗して働くことの重要性を訴えた。やがてしばらくすると架空通貨が現れて、働かなくともAIが稼いでくれるというものが出た。こうして時代を眺めると、額に汗して儲けるときと、何もせずに懐に金がはいってくるときとが交互に訪れている。

世界大恐慌に恐れて、高度成長にうかれてというのも同じこと。

時代や環境がどうであれ、やはり儲けるためには、努力しなければ活きたお金にはならない。

よく働かずに頭を使ってという人が登場するが、いつのまにか舞台から消え去っている。ようはそんなことは長続きはしないという証明だろう。


知識社会到来と言われて十数年経つが、私は知識社会とは他人の褌で相撲をとることではないと思ってきた。全員で額に汗をかいて、考え抜いて、失敗と成功体験を重ねて、貴重な利益を生みだし続ける姿勢が好不況に左右されない体質をつくると信じてきた。


頭でっかちの組織は、じつは最も弱い組織。 それは、智慧社会ではなく、単にデータが集まっているだけ。 データが多いから良いのではなく、少ないデータを縦横無尽に活かし切るところに本当の知恵の活用がある。


いずれにしろ、またミニバブルというか、額に汗してではなく、安易なマネーゲームが広がっているのは、あまり良いことではないと私は思う。

 
 
 

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