リスクと聞くと、危険、損失、怖いというイメージがあるが、経済学でいうリスクは「物事が変化するうえでの不確実性」をいうとある。そして結果を示すものではないとある。 つまりカードを引いたら不安にはなるし、怖いだろうけど、引いてみるまではラッキーカードかアンラッキーカードかは分からないといいうことだ。 ラッキー、アンラッキーという「結果」を示すのではなく、いつもどおりの意思決定カードを引くという行為ではない、変化があるというのがリスクである。 だいたいこういう言葉はラテン語が元になっていて、リスク RISKは、ラテン語の「risicare」からきている。 その意味は「(悪い事象が起こる可能性を覚悟の上で)勇気をもって試みる」ことを意味するとある。 私はリスクは常ならざる事だと思っているが、人ぞれぞれの解釈でいいかもしれない。 いずれにしろ、悪いこと、怖いこと、避けたいこと、損失というマイナスの捉え方だとするのは間違いである。
清水信博
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