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季節変動について考える

  • 執筆者の写真: 清水信博
    清水信博
  • 2021年3月18日
  • 読了時間: 2分

季節変動といえば、有名なものは「ニッパチ」で、2月と8月は暇になるといわれた。

だが、私は季節変動を次のように捉えている。

それは、「ボトルネックというリソース(資源)が、フル活用される期間と、半分以下しか活用されない期間が顕著に現れること」と。

このように考えれば、季節変動とは、ある月、ある季節に限ったこととはいえなくなる。


ところが、このリソースの負荷量には、二つのものがある。

一つはマーケットの動き、流行、気温などの、企業側で制御できない外部要因によって負荷量が左右されるケースであり、もう一つは、人為的な理由による負荷量の増減がある。

例えば期末だからといって注文を増やすとか、月末集中型や学生症候群、売上至上主義で安く大量の注文を好むなど、企業内部の考え方や行動によってリソースに過剰な負荷がかかってしまうというケースがある。

このケースの特徴としては、過剰に負荷がかかった後は、ウソのように負荷が消えるということもある。月末にあんなに仕事があったのに、月初には全く仕事が無かったりする。

人為的なものは、これをよく見極め、負荷量を分散するなどの手立てを打つことにより、変動の大きな波をすこしは小さいものへと変えることができる。

季節変動という言葉は、全く文学的であり、リソース云々と捉えることではじめて科学的問題解決と言えるのではないかと思うのです。

 
 
 

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