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  • 清水信博

給料の○倍稼ぐ

私は生涯現役という言葉を、「給料の3倍稼ぐ」と置き換えています。頂いた報酬の3倍は付加価値を生み出していくと言い換えてもいいでしょう。

大きな組織になると間接人員や管理者が増えて、アナグマ社長もそうですが、稼ぐことを忘れて給料だけもらうという人が増えます。その結果、企業の生産性は大きく低下し、常に人が足りないといっては、さらなる悪化に拍車をかけたりします。

当社のようなマイクロ企業の場合には全てが見えますから、稼ぐことから逃げることはできません。

これは定年退職してみれば誰でも分かることで、明日の米を買うこともままならない状態になれば、借りてきた猫も百獣の王ライオンに変わっていくものです。

そのように自分の給料だけでなく、他人の給料までまかなっていこうという気概を教わったのは、経営者をやっていた時の部下との約束でした。

お互いに他人はどうあれ自分の給料の3倍は稼ぐことを念頭に仕事をしたものです。

それが再びラッカープランを学ぶうちに思い出されてきました。 いわゆる賃金付加価値生産性ということです。


ですから、私が自立していくためには、そして全員経営を果たしていくためには、強い会社であるためには、人材を育てていくためには、どんな美辞麗句よりも、「自分の給料の3倍稼ぐという信念」を忘れてはならないと思うのです。 そして企業は給料の何倍も稼ぐだけの力を、追加投資をしなくても潜在的能力として持っています。TOC理論で何も投資をせずに何十倍もの利益を生み出したことと同じように持っています。 それを活かすかどうかで企業の未来が決まるという気がします。

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